求めていた愛情はちゃんとある

お父さんにこう言ってもらいたかったなぁ。
お母さんにこうしてもらいたかったなぁ。

親に言ってもらいたかったこと。やってもらいたかったこと。

この「もらいたかったこと」が思うように届けられていなかった。
つまり受け取れていなかった。

これが傷やコンプレックスになって、自己否定や自信のなさに繋がっていることが多くあります。

私もそう。


心の中でいつもどこか、親を責めてた。
大好きで、尊敬する、とても大切な存在の親を責めるというのはとてもしんどいこと。

本当ならこんな気持ちを抱きたくないのに。
本当ならいつも笑っていたいのに。
本当なら、本当なら。っておもいは
「こんなはずじゃない!」って人生を過ごしていたから出てくる言葉。

そして、親のことをこんな風に責めてしまう自分に悲しみや罪悪感も持ってしまう。




このような出来事は結婚当初、夫に対してもありました。

どうしてこう言ってくれないの?
どうしてこうしてくれないの?
本当はこう言ってほしいのに。
本当はこうやってほしいのに。

またまた出てきた「本当は」からの「こんなはずじゃない!」


そこで夫婦間のことを見直したんです。

私は
言わなくても悟ってほしかった。
泣き言や甘えた考えをみせてほしくなかった。
怠けずいつも機敏に動いてほしかった。

いつも自分自身を律して頑張ってる自分と同じようにしない夫に腹が立って仕方がなかったんですね。

だけど、よく考えてみたら。
私が夫に求めていたことは、全て私が親から求められてとても辛くしんどかったことだったんです。

親と離れて暮らしても、私は親の言いつけをインプットして守り続けていました。
そしてそれを夫にも習わそうとしていました。

と、いうことは。
夫は私に
「もうそれ、やらなくてもいいよ」を見せてくれる人なのかもしれない。

そう気付いてからはとても夫婦間の関係が円滑になりとても穏やかになりました。


今は私は夫に素直に甘えられます。
「今日しんどいの。外食でもいい?」
「とっても疲れちゃって。足の裏マッサージしてほしい」
「駅まで迎えに来て〜」

さらりと言うと、夫は快く対応してくれます。


顔色をうかがわなくても、
言いたいこと言ってやってほしいことをそのままお願いしても、
できないことがあっても、
失敗しても、
マイペースでも後回しにしても、
全然怒られないし、大丈夫な世界。

それどころか、夫はいつも
「ゆみちゃんはすごいなぁ〜」
「ゆみちゃんは才能ある!」
「ゆみちゃんのこと尊敬するわ〜」
「ゆみちゃんよう頑張ってるな〜」
「ゆみちゃんいつもありがとうな」
そんな言葉を本当に心から添えて伝えてくれます。


夫が長年、私が親からもらいたかった穴を埋めてくれました。


そしてね。
夫のおかげで穴が埋まったら、だんだんと親に対しての責める感情が和らいで、また新たな見え方が生まれてきました。

厳しさの中に含まれる励まし。
ぶっきらぼうな対応に垣間見えた優しさ。

親が差し出してくれたものが、たまたま私が受け取りたい形じゃなくて、どうしてもハマらなくて辛くしんどい思いはしたけれど。

しっかりと差し出してくれていたという事実に目を向けることができたときに、私の心はどんどん癒えていきました。



よくパートナーは自分に足りない穴を埋めてくれる人を選ぶといいます。
それは自分にとって「それはないやろー!」をやってのける人。

正しく夫はそんな人でした。
だから理解できない時は腹が立つし、嫌いにもなるし、離婚したろうかと何度も思いましたよ。笑笑



だけど、今は
私に「私らしく生きていいんだよ」って伝えに来てくれた神様みたいな人だと思っています。


夫に感謝。
そしてお父さん、お母さんに感謝。

ありがとうございます。

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SOL E LUNA「五感が歓ぶ心地いい暮らし」

スピリチュアル心理カウンセラー&美腸活ライフセラピスト 「豊かな暮らしを彩るもの」 それは健やかな心と身体。 安心感に包まれ安らぐ空間。 感動し熱中できる行動。 私にとって腸活・空間づくり・お花・温活・呼吸・睡眠・アート・オシャレへのこだわりは全て「心地いい」へと繋がっています。 あなたの五感をひらき心地いい暮らしをお届けします。